2023年04月04日

政府は5月8日から新型コロナを感染症法上の2類相当からインフルエンザと同じ5類に変更すると発表しました。それにより①都道府県は緊急事態宣言などの行動制限ができなくなります。②医療機関の対応は指定から幅広い医療機関で対応するように移行します。③現在感染者の医療費は全額公費負担です。5月8日以降もしばらくは継続されますが、今後は自己負担が生じるようになり、自治体による無料検査、自宅療養者へのサービス、陽性者登録センターは終了。日本に入国する際にワクチン接種証明書提示などの水際対策は不要に。⑤感染者数の報告はなくなります。⑥マスクの着用は個人の判断にゆだねられ、医療機関、高齢者施設訪問時や通勤ラッシュ時の電車、バスでは着用が今後も推奨されます。しかし学校、全員が着席できる新幹線などの車両内では着用は必要ないとされます。⑦ワクチンは新年度から年1回の接種が基本で、公費負担で秋から冬に進めることが検討されています。

あんの循環器内科 福谷 敏彦

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